木の掛け時計 トトロ風

なちゅふぉと工房の溝部です。

今回は壁掛け時計を紹介します。

この時計は、当時子供が好きだったトトロをイメージして作ったものです。

ベースの木は、おそらく山桜だと思います。文字盤の部分は8ミリほど彫り込んであり、そこに上面を合わせるよう、黒檀を埋め込みました。

それから、長針は赤色をしたカリン、短針にはウォルナットを使っています、今写真を見て思いますが、何故10時10分にしてないんだろう? よっぽど適当に撮ったんでしょうね。

上の写真↑これ一応トトロのつもりです、もちろん色なんか一切塗っていません。削ったときの木目の仕上がりを計算して張り合わせてから削りだして形にしています、おなかの木目がかわいいと思いませんか?あと目ん玉も。

下の写真↓こちらはネコバスのつもりです。木象嵌(もくぞうがん)の技術を利用しています、この中で一番苦労したのがこの目玉です、この目玉は何回やり直したことか、この目玉を表現するために、まずはカリン材を削って直径4ミリの丸棒を作り出し、その丸棒を今度は直径20ミリのラミン材の丸棒へ横から埋め込み、そのラミンの断面を削り出したのが、この目玉です。 う~ん、やっぱ文章では説明できんわ!

要するに、苦労しながら楽しく作ったんだよ。 と言うお話でした。

では。