折りたたみ木馬

こんにちは。今回はずいぶん前に作った「折りたたみ木馬」を紹介したいと思います。

私の子がまだ小さい時に、遊ぶおもちゃとして作りました。折りたたみにしたのは、できるたけ場所を取らないようにするためです。(家が狭いので)

折りたたむと↓こうなります。

折りたたみを作るときには、必ず型紙で何回も動きを確認し、穴の位置などを調整します。その型紙をベニヤ板に移し、このベニア板を木に貼り付け同じものを切り出して行きます。真っ直ぐなものなら簡単に切り出せますが、全てが曲線となると力がいります。

切り出して、穴あけ、ホゾ加工を施したものが↓コチラです。

↓面取り加工を行い、組む前の状態です。

一番悩んだ所です↓カチャッとはめるためにこんな仕組みになりました。

今考えれば、もっといい方法があったかもしれません。

2歳の子が乗ると↓こうなります。

この当時はよく遊んでくれました。

その子が今、就職して働いています(笑)何年も前の工作でした!

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手作りの机と椅子

こんにちは。

今回は、わがまま娘に作った勉強机と椅子を紹介します。

正直言うと私が作ってみたかっただけなんですが・・・ 実は、うちの職人さんが木工旋盤を新しく買ったので、その旋盤を使ってどうしてもやりたい加工がありました。娘も机がほしいと言っていたので、ちょうどいいと思い作ってみました。

その、やりたかった加工というのがこの足です。木工旋盤といってもただ材料をくるくる回すだけの機械なんで刃物を当てて削るのは、すべて手作業です。

この削りがやたらと難しく、1本削り出すのにかなりの時間がかかります。うわぁ~これを4本作るのか~ 大変だなぁ~ と思いながらも結構面白いので楽しみながら作りました。

初めてにしては上出来です。ただ4本揃えるとなると話は別です、4本を並べると太さがバラバラでした。まぁ、これも愛きょうでしょう。

それから、引き出しの加工です。材料は桐を使って蟻ホゾ加工しています。ちなみに取っ手はセリアで買いました。最近は100均で何でも揃いますねぇ。

天板はトガ材を粗のまま集成し、オイル加工しています。味のある仕上がりになりましたが、その代わりに天板はガタガタです。 これも味!(笑)

この椅子は、この机の約10年ほど前に作ったものです。ちなみにその時はスチールの事務机でした。これが似合わないのなんの。やっと机と椅子が揃ったって感じです。

飽きが来ないようシンプルな作りにしていますが、デザインが単調にならないよう全てにアールをつけています。もちろん機械加工ではできないので手作業で削っています。

この10年の間に一度だけホゾが外れかけたので修理しました。

毎日使って、いつまでもつかが楽しみです。

レーザー彫刻

こんにちは。

皆さんは、レーザー彫刻機ってご存知ですか?

原理はインクジェットプリンターとよく似てますが、インクではなくレーザーのドットで焼いています。

だから黒しかできません。(笑)

その代わり、木や金属、プラスチックなど様々なものでも焼き込みできます。また多少の立体物でも大丈夫です。

下の写真は、カラオケの先生からご注文いただいたものです。

この先生が、自由すぎるんです。

私のつけている名鑑を見るなり、「私もこれつくってぇ~」

もちろんいいですよ。商品ですから・・・

までは、良かったのですが、「私、絵を描くからそれを入れてよ!」「それから木はハート型にして!」「それとこの色薄いから濃い色にして!」など言いたい放題(笑)

いやぁ~  規格が決まってるんですけど~  などとも言えず・・・

仕方ない。作るか。

木を削るところから始め、久々に糸ノコを出してきてガァーって切ってヤスリがけ、その後、書いてもらったデータをスキャニングして収まりのいいようにデザインして、レーザーで焼き込み。

「こりゃ~ 手間賃もらわんと合わんなぁ~」 と思いながらも、お世話になってるお客様なんで追加料もらえんしなぁ~

仕方ない!追加料金なし!

その代わり、ブログで宣伝させていただきました。

ありがとうございます。

ちなみに、こんな名札もできますよ。↓

では、木の名鑑や名札のご希望がありましたら「なちゅふぉと」までどうぞ!

木の掛け時計 トトロ風

なちゅふぉと工房の溝部です。

今回は壁掛け時計を紹介します。

この時計は、当時子供が好きだったトトロをイメージして作ったものです。

ベースの木は、おそらく山桜だと思います。文字盤の部分は8ミリほど彫り込んであり、そこに上面を合わせるよう、黒檀を埋め込みました。

それから、長針は赤色をしたカリン、短針にはウォルナットを使っています、今写真を見て思いますが、何故10時10分にしてないんだろう? よっぽど適当に撮ったんでしょうね。

上の写真↑これ一応トトロのつもりです、もちろん色なんか一切塗っていません。削ったときの木目の仕上がりを計算して張り合わせてから削りだして形にしています、おなかの木目がかわいいと思いませんか?あと目ん玉も。

下の写真↓こちらはネコバスのつもりです。木象嵌(もくぞうがん)の技術を利用しています、この中で一番苦労したのがこの目玉です、この目玉は何回やり直したことか、この目玉を表現するために、まずはカリン材を削って直径4ミリの丸棒を作り出し、その丸棒を今度は直径20ミリのラミン材の丸棒へ横から埋め込み、そのラミンの断面を削り出したのが、この目玉です。 う~ん、やっぱ文章では説明できんわ!

要するに、苦労しながら楽しく作ったんだよ。 と言うお話でした。

では。

バナナフック

なちゅふぉと工房の溝部です。

今日は、バナナフックを紹介します。

日本では、なじみの少ないものでしょう。

バナナフックと言う商品は普通にも売っていますが、こんな形のものは他にありません。

ただ、一つ言えることは「そんなものいらんじゃろ」って感じのものです。

しかしながら当時はたくさん作っていました。

たくさん作ったにもかかわらず、現在手元にほとんど残っていません、売ったり、差し上げていたりしていたんだと思います。よくこんなものを買う人がいたのだと不思議に思います。

ちなみに、色は一切塗っていません。白目や黒目も、その色の木を埋め込んでいます。

この犬みたいな子は耳が動きますよ。

だから・・・  って感じでしょうが・・・

こう並べたものをみると、キリンさんはカワイイ方ですが、恐竜さんとゾウさんは、ちょっといただけませんね(笑)

 

DIY教室にお越しいただきましてありがとうございました。

本日、なちゅふぉと工房 溝部のDIY教室は無事に終了しました

今日は、よく晴れ、風も涼しく最高の工作びよりでした。

お越しいただきました皆様に感謝です。

正直、今回のものでも、「小さい子には少し難しいかなぁ~」と思っていましたが、これが以外とビックリ!みんな上手に作ってくれました。

できたものが、こちら↓です。

土を入れて、多肉植物も植えました!

おぉ~。 いいものができたなぁ~。

機会があれば、また開催したいと思います。

次はもっと難しいものにしようかなぁ~(笑)

では。

 

DIY教室開催!木のミニプランター

こんにちは。

急なお話ですが、私、溝部が、DIY教室を開催します。

2017年8月8日(火)10:00~12:00ごろ、参加費500円、定員4人ぐらい

大人でも、子供でもOK!です。

下記の写真のような、木のミニプランターを作ります。

材料はこちらで切り出しますので、お客様には釘で組み立ててもらいます。

「釘打ちなんて簡単」と思ったあなた!釘を打つにも技術がいります。木の端に釘を打って割れた経験はありませんか?なぜ割れるのでしょう?そんな疑問にも木工暦20年以上の溝部がお答えします。

組み立てができたらペンキ塗りです。

シャビー塗装という方法を教えます。シャビー塗装とは、長年使い込んだように見せる塗装方法です。実はすごく簡単で、子供でも簡単に出来る方法です。

定員は適当なので、気にせずご予約ください。 金づちの数に限りがありますので多くなりすぎたら、お断りする場合があります。

TEL 086-246-1800 なちゅふぉとまで

 

折りたたみ勉強机

こんばんは。

なちゅふぉと工房の溝部です。

今日は、折りたたみの勉強机の紹介です。

作ったのは今から10年以上前だったと思います。

その頃は、仕事から帰って毎日5~6時間木工に励んでいましたが、その生活が数年間続いたので、さすがに体を壊してしまいました。若さゆえに無我夢中だったんでしょう。

そのせいか、今見ても手間のかかるもの作ってるなぁ~と思います。

材料はレッドパインを板目で割り、ビスケットを使って集製材を作ってから、切り出しています。

見ての通り、天板が折りたたまれている状態ですが、この出方が凄いんです。

通常このタイプは、上の天板を前に倒すと、引き出しが奥の方になってしまい、非常に使いづらくなってしまいますが、私が作ったものは違います。使いやすさを考え、天板を前に出すと同時に、下の引き出しも一緒に出てきます。

この位置まで出てくれば、使いやすいでしょう。

それから、右に見える引き出しの取っ手もかわいいでしょ。ウォールナットで出来ています。

しかし、この椅子は今見ると、いまいちですねぇ~、デザイン的にはかわいいけど小学生の女の子が使うには、ちょっと重たかったでしょうね、今ならもっと軽くていいものが作れたかもしれません。過去の自分に反省です。

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壁かけ棚 カントリー風

なちゅふぉと工房の溝部です。

今日の趣味の木工は、今は流行らないカントリー風の壁棚です。

前回に「釘や糊を使わない木工」と言うのを紹介しましたが、その第2弾です。

残念ながら、写真がこの一枚しか残っていません、材料は30ミリのチーク材のみで仕上げており、今考えれば、よくこんな贅沢なものを作ったものだと思います。当時、加工の練習をするために作ったもので、最初に書いた通り、釘も糊も一切使わず、ホゾ加工のみで仕上げています。背板と横板は通常のホゾ加工ですが天板と横板の継ぎ手には、蟻ホゾと呼ばれる加工をしています。この蟻ホゾは逆三角形のレールのようになっており、天板の後ろ側からスライドさせてはめ込んでいます。加工はかなり難しいですが、まず外れることの無い最高の組み手です。

この棚は、半艶が出ていますが、ニスもオイルも一切塗っていません。チーク材はもともと油分が非常に多い材料ですので、紙やすりをかけたあとに、ぐちゃぐちゃに丸めた紙で、ひたすらこすると、ちょうどいい半艶が生まれます。さすが値段の高い材料だけはあります。

今日の話はマニアック過ぎましたね。

どうしても、趣味の話となると夢中になってしまいます。(笑)

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手作り木工 風呂椅子

こんばんは。

なちゅふぉと工房の溝部です。

別にたいしたものではないですが、杉でつくった風呂椅子です。

私の趣味で、「釘や糊を使わずに作る木工」にはまっていた時期がありまして、その時に作った一品です。これがおもしろいのですが、難しいんです。

座るものなので、角を取ろうと思ったのですが、丸くすると品がなくなるとい言うか、和風でなくなると言うか・・・ あえて角を生かした作りにしています。杉はやわらかい木なのですわりごごちもよく、水にも強い材料です。初めに釘も糊も使っていないといいましたが、さすがに、抜けるとまずいところには、昔ながらの方法で竹を削って竹釘として使っています。これでホゾも抜けにくくなります。

↓石鹸も写っていますが、ちなみに手作りです。自然のオイル100%で作ったもので、使いごこちは抜群です。

それより、写真がキレイだと思いません?

私、実はプロカメラマンですから、最近は私のことを職人と思っている人も多いので、はっきりしときます! 木工は趣味で、本業は、写真の下手なプロカメラマンです!(笑)

では。

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