折りたたみ勉強机

こんばんは。

なちゅふぉと工房の溝部です。

今日は、折りたたみの勉強机の紹介です。

作ったのは今から10年以上前だったと思います。

その頃は、仕事から帰って毎日5~6時間木工に励んでいましたが、その生活が数年間続いたので、さすがに体を壊してしまいました。若さゆえに無我夢中だったんでしょう。

そのせいか、今見ても手間のかかるもの作ってるなぁ~と思います。

材料はレッドパインを板目で割り、ビスケットを使って集製材を作ってから、切り出しています。

見ての通り、天板が折りたたまれている状態ですが、この出方が凄いんです。

通常このタイプは、上の天板を前に倒すと、引き出しが奥の方になってしまい、非常に使いづらくなってしまいますが、私が作ったものは違います。使いやすさを考え、天板を前に出すと同時に、下の引き出しも一緒に出てきます。

この位置まで出てくれば、使いやすいでしょう。

それから、右に見える引き出しの取っ手もかわいいでしょ。ウォールナットで出来ています。

しかし、この椅子は今見ると、いまいちですねぇ~、デザイン的にはかわいいけど小学生の女の子が使うには、ちょっと重たかったでしょうね、今ならもっと軽くていいものが作れたかもしれません。過去の自分に反省です。

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壁かけ棚 カントリー風

なちゅふぉと工房の溝部です。

今日の趣味の木工は、今は流行らないカントリー風の壁棚です。

前回に「釘や糊を使わない木工」と言うのを紹介しましたが、その第2弾です。

残念ながら、写真がこの一枚しか残っていません、材料は30ミリのチーク材のみで仕上げており、今考えれば、よくこんな贅沢なものを作ったものだと思います。当時、加工の練習をするために作ったもので、最初に書いた通り、釘も糊も一切使わず、ホゾ加工のみで仕上げています。背板と横板は通常のホゾ加工ですが天板と横板の継ぎ手には、蟻ホゾと呼ばれる加工をしています。この蟻ホゾは逆三角形のレールのようになっており、天板の後ろ側からスライドさせてはめ込んでいます。加工はかなり難しいですが、まず外れることの無い最高の組み手です。

この棚は、半艶が出ていますが、ニスもオイルも一切塗っていません。チーク材はもともと油分が非常に多い材料ですので、紙やすりをかけたあとに、ぐちゃぐちゃに丸めた紙で、ひたすらこすると、ちょうどいい半艶が生まれます。さすが値段の高い材料だけはあります。

今日の話はマニアック過ぎましたね。

どうしても、趣味の話となると夢中になってしまいます。(笑)

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手作り木工 風呂椅子

こんばんは。

なちゅふぉと工房の溝部です。

別にたいしたものではないですが、杉でつくった風呂椅子です。

私の趣味で、「釘や糊を使わずに作る木工」にはまっていた時期がありまして、その時に作った一品です。これがおもしろいのですが、難しいんです。

座るものなので、角を取ろうと思ったのですが、丸くすると品がなくなるとい言うか、和風でなくなると言うか・・・ あえて角を生かした作りにしています。杉はやわらかい木なのですわりごごちもよく、水にも強い材料です。初めに釘も糊も使っていないといいましたが、さすがに、抜けるとまずいところには、昔ながらの方法で竹を削って竹釘として使っています。これでホゾも抜けにくくなります。

↓石鹸も写っていますが、ちなみに手作りです。自然のオイル100%で作ったもので、使いごこちは抜群です。

それより、写真がキレイだと思いません?

私、実はプロカメラマンですから、最近は私のことを職人と思っている人も多いので、はっきりしときます! 木工は趣味で、本業は、写真の下手なプロカメラマンです!(笑)

では。

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「撮れルーム」を徹底解説!

こんにちは。

なちゅふぉと工房の溝部です。

今回は、新製品の「撮れルーム」について徹底的に解説します。

「撮れルームとは何か?」 からですね!

「撮れルーム」とは、ポートレート専用のLEDスタジオです。あくまでも、ポートレート専用ですので、全身は撮影できませんが、証明写真や肖像写真をキレイに撮る事に特化したLEDスタジオです。

<特徴は3つ>

・プレミアムライティング

・メガネの反射なし

・折りたたんで持ち運びできる

 

簡単に書いていますが、これって実際すごいと思いません?

構想から、試作機を作っては失敗を繰り返し、1年かけてやっと出来ました。

作るの大変だったんですよ。

まあ、工作が好きなんで、楽しくやってましたけど・・・

では、本題に移ります。

まずは、「プレミアムライティング」について

何が「プレミアムライティング」かといいますと、もちろん写りです!

柔らかなライティングでありながら、立体感はハッキリとしています、フラッシュなどは一切使わず、LEDパネルの光だけで撮影できます。

ここからは、写真を見ていただきながら説明しましょう。

写し方はこんな感じ↑

大きなLEDパネルが壁面に埋め込まれていますのでライティングを作る必要はなく、キレイな写真が簡単に撮れます。

この女性、キレイな方でしたので、ちょっとオーバー気味を狙ってみたんですが、ちょっと明る過ぎたかな?ちょっと、トビ気味にしたほうが、女性の方は喜んでくれるので、こんなもんでしょう。

 

↓お次は男性の方。肖像写真です。

ちょっと私のガニ股が気になりますが・・・。

そこは気にせず。

↓いい感じに撮れました!

立体感がありながらも、変な影はありません。

この方はいつもビシッと決まっていますので、モデルにとお願いしました。

男前!

そうそう、それから証明写真。↓

たまたま、お店にお越しいただいた知人の方ですが、バッチリの服装だったので、すぐにお願いしてモデルになってもらいました。

グッドです!

キレイに撮れました。 ありがとうございます。

ちなみに、撮影データは、ISO800 1/125s f6.3です。

LEDの定常光ですから、好みに合わせて変更してください。

ちなみに内部はこうなっています。↓

ライトは1200×600ミリの特大LEDパネルが埋め込まれています。

壁全体がレフ板になっており、このLEDの光を回す仕組みになっています。

 

じゃあ、次は「メガネの反射なし」についてです。

通常ポートレートの撮影は、前から光を当てるため、メガネの反射があり、表情が見えないことや、証明写真としては、通らないことすらあります。「撮れルーム」では、ほとんどのメガネで反射することなく撮影できます。

実は、これが一番難しい課題でした、半年前に「完成したー!」と思い、テスト撮影。「うわぁ~、メガネの反射が出てしまった、これはダメだ~」と、また一からやり直し、それから色々なメガネを使って実験。苦労に苦労を重ね、やっと納得がいくものができました。

↑これはコーティングが入っていない100円均一の老眼鏡です。

いいメガネが反射しないのは当たり前、あえて反射しやすいメガネでテスト!

まあ、厳密に言うと反射は出ていますが、このレベルなら問題なしと確信した瞬間でした。

あっ、ちなみに、ブルーライトカット用のメガネは反射がでますよ・・・(笑)

 

では、次です。

「折りたたんで持ち運びできる」についてです。

この「撮れルーム」を作ったときに意識したのが、軽量化です。すべての壁を合わせても29キロしかありません。また、女性が一人で組み立てができるように工夫しています。当たり前のことですが、一枚の壁だと自立するこはできません。誰かに支えてもらいながら、ネジ止めしなければいけません。でも、その壁が「く」の字だったら自立しますよね。「撮れルーム」の壁は全てが「く」の字となり自立しますので、組み立てが一人でも簡単に行えます。

 

では、組み立て方も、詳しく書いていますので↓ご覧ください。(18コマのループになっていますので、一周ご覧ください。)

 

どうでしたか?慣れれば約5分で組み立てれます。ちなみに折りたたんだ状態がコチラ↓です。

軽バンに積むとこんな感じです。↓

学校や施設での出張撮影にも大活躍です。

じゃあ次は、番外編。

ペットも撮影してみました。

まずは、猫ちゃん。周りが囲まれているので、逃げ道がなく安心して撮影できます。

まあ、こんなものでしょう。フラッシュを使わないので落ち着いて撮影できました。

続いてワンちゃんです。↓ちょっと渋めの背景紙にしてみました。

うちは、クロマキーがないのでアナログの背景紙です(笑)

光源がLEDの定常光なので連写ができます。連写をすることで、いい瞬間を逃さず撮影することが可能です。怯えていないので、やっぱりいい顔!

 

では、最後に一言。

「撮れルーム」はポートレート撮影に特化したスタジオのため、高さが1800ミリしかありません、そのため、全身写真は撮れません。また、背がすご~く高い人は頭をぶつける可能性もあります。ここで、新製品の発表です!ただいま、室内高2100ミリの撮れルームのデラックスタイプを試作中です。今度は、設置タイプ(据え置き型)として考えていますので残念ながら持ち運びはできませんが、軽量化をしない分、強度は増します。デラックスタイプの撮れルームは今よりも広くなるため、LEDパネルをもう一枚追加する必要があります。このため、大幅に価格が上がってしまいますが、今度は全身が撮れるようになります。撮影できる種類が増えることにより、収益も確保しやすくなることでしょう。

では、「撮れルームDX」もお楽しみに!

※追記(2017/9/2時点):現在試作段階の「撮れルームDX」ですが、苦戦しております。試作の高さ2100ミリでは背の高い方の全身撮影ができないことが判明、さらに天井高を上げることにより幅も広く取らなければなけません。またカメラ位置からの奥行きが約5m必要となるため場所も限られてしまします。もうしばらく研究します。

なちゅふぉと工房 溝部